忘れべからず
2016.04.16
もはや、このブログはどこに登録すべきなのか?
建築家、設計屋、住まい、で、いいのか?
普通の日記屋になっている、今日この頃です。

こんばんは(笑)


いやいや、ビックリしました。

本震だと思っていたのが、余震だったとは。

熊本の方、近辺の方々、心よりお見舞い申し上げます。



以前、俺は神戸に住んでいた事があった。

生まれも神戸なんだけどね。

青春時代を過ごした街が、崩れ落ちた。


あの地震を知ったのは、山の中だった。

早朝(と言っても夜中に近い朝)、激しい揺れに我が家もみまわれた。

激しい揺れで、タンスが倒れそうになった。
必死に押さえて、なんなくをえた。

その日は、朝からスノボに行く予定だった。

大きな揺れだったな…などと嫁さんと会話を交わし、スノボに出掛けたのだった。

スキー場に着き、ひと滑りした時だった。

テレビを見ると、阪神高速が倒れていた。


衝撃的だった。


数日たって、神戸を訪れてみた。

道路は陥没し、地下鉄の線路が見えた。
あちこちが倒壊し、心が揺らいだ。



地震国 日本。

自然には勝てないが、対抗は出来る。

阪神淡路大震災以降、厳しくなった建築業界。

よい事なのだが、古い建物には改善の措置もない。

田の字のプランが普通だった昔の間取り。
縁側は、ほとんどが窓。
筋違いを入れる場所もなかった。

でも、俺はあの間取りが好きだった。

縁側で、日向ぼっこをする。
何もする事なくても、ずっと飽きないでいられた場所。

ただ、耐震性には余りにも無防備だった。


耐震!耐震!といわれると嫌気が指すが、こればっかりはしかたない事なのだろう。


光 風 空気 を感じる住まい。

耐震性を確保しつつ、くつろげる住宅を創っていきたいものだ。


昔の縁側が、懐かしく思えるのは歳をとったせいなのかな?(笑)



熊本では、まだまだ余震が続いてるみたいです。

じゅうぶん、お気をつけください。

被害が拡がらない事を願っています。

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