■住い創りの予備・ミニ知識です


 
シックハウス
症候群ついて

新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、皮膚に刺激を感じる などの「
シックハウス症候群」が問題になっています。その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられています。「シックハウス症候群」については、まだ解明されていない部分もありますが、化学物質の濃度の高い空間に長期間暮らしていると様々な健康に有害な影響が出るおそれがあります。

近年の問題を受け 平成15年07月01日 建築基準法が改正されました。

詳しくは、こちらをどうぞ♪
 

法律
ミニ知識

建物を建てるにあたり必要なおおまかな法律を説明します。

 ■建築基準法
     建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する
最低限の基準を定めて、国民の生命
     健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的にした法律。

 ■都市計画法
     都市計画の内容及びその決定手続き、都市計画制限、都市計画事業その他都市
     計画に関し必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整備を図
     り、もつて国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的にした法律。

 ■建築士法
     建築物の設計、工事監理等を行う技術者の資格を定めて、その業務の適正をはかり、
     もつて建築物の質の向上に寄与させることを目的にした法律。

 ■建築業法
     建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化等を図ることによって、
     建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進し、
     もつて公共の福祉の増進に寄与することを目的とした法律。

 ■消防法
     火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、
     火災又は地震等の災害に因る被害を軽減し、もつて安寧秩序を保持し、
     社会公共の福祉の増進に資することを目的にした法律。

 ■その他
     いっぱいあります。
     民法・ガス事業法・電気事業法・水道法・道路法・・・
     書けば、きりがないですね。(笑)



     住宅の場合、新築・増築・改築(10u以内は除く)にあたり、建築基準法・都市計画法等により
     官公庁に出さなくてはならない
確認申請と言う提出書類があります。
     これらの法律を守り、建築士が官公庁へ
確認を求めなくてはなりません。
     しかし、これはあくまで
最低限の基準であり、あくまで確認されるだけです。
     いい建築家に出会う事が、大事だと思います。
     あくまで建てるのは、建築主様です。
     しっかりした建築家との打ち合わせが、良い住宅が出来る基礎だと思います。
 

建築構造
ミニ知識

建物を建てるにあたり、構造・工法が色々あります。

 ■木造在来工法(木造軸組み工法)
     わが国では、一番一般的な工法です。
     木の柱・梁の軸組により構成する工法です。
     最近は、手間を少しでも省こうと大工さんが材木を加工せず、プレカットと言う機械で加工を
     任すようになって来ています。(プレカット工法)
     また「阪神淡路大震災」以降 構造の見直しが数回行われ、柱と梁・柱と基礎を接合金物を非情に
     沢山使うようになりました。
     今までが、ずさんすぎたと言う事でしょうか。
     当アトリエでは、得意としている工法です。

 ■2×4(ツーバイフォー)工法
     北米からもたらされた木造の工法で、正式には枠組壁工法と言います。
     柱を使わず、木製の枠(38×89 又は 38×140)に構造用合板を釘打ち作成されたパネルで壁を構成し、
     壁の面剛性により構成される工法です。
     在来工法に比べ、仕口とか継手などの複雑な接合法を取らずにほとんど釘だけで構成し、
     使う材料・部材も単純化されている為、手間が掛からず工期も少し短縮されているようです。
     しかしデメリットとして、在来工法のように、自由に増改築が出来ない事です。
     簡単に言うと、壁が無ければ構成しにくいからです。

 ■軽量鉄骨プレハブ工法
     工場生産による規格品を、現場で組み立てる工法です。
     在来軸組工法が木で造られているのに対して、代わりに軽量鉄骨(鉄骨で材料自体の厚みが薄い鉄骨)
     で出来たものです。
     柱や梁は全て軽量鉄骨で造られ、ある程度は工場で接続されていますが、現場にてそれらをボルト等で緊結して
     骨組みを造り、工場で生産されたパネル状にされた屋根や壁、床の部材を繋げた工法です。
     基本的には在来軸組工法と同じような形態ですが、耐力壁と呼ばれる部分も重要な構造となります。
     下地の鉄骨は鉄とはいえ、厚みがあまり無いので、熱や錆に十分に注意し、塗装や外壁の防火性を
     高める必要があります
     昔から言う「プレハブ住宅」とは、この工法で造られています。

 ■鉄骨重量工法
     鉄骨で、柱・梁を構成する工法です。
     この工法ですと、スパン(柱間隔)が大きく飛ばせます。
     よって、間取りが自由に構成出来る工法です。
     はね出し(柱がない飛び出した空間)も、自由に出来ます。

     当アトリエでは、得意としている工法です。
     ※「伊丹のアトリエ」では、この工法が使われています。

 ■鉄筋コンクリートラーメン工法
     細い鉄の棒である鉄筋に引っ張りの力を負担させ、コンクリートに圧縮の力を負担させて、
     柱・梁を構成し一体形成させた構造です。
     骨組みの構成によって、ラーメン構造と壁式構造とに分かれます。
     耐火性脳、耐久性能、耐震性能、遮音性能に優れた工法です。
     反面、コンクリートは熱伝導率が高い為、結露が起こりやすくなります。
     断熱材をよく検討し、結露防止対策が必須です。
     中低層の建物に最も用いられる工法です。

 ■鉄筋コンクリート壁式工法
     鉄筋コンクリートラーメン工法と、ほぼ一緒です。
     違いは、ラーメン工法では鉄筋コンクリートで柱・梁を構成するのに代わり、壁式工法では、
     鉄筋コンクリートで壁・床・屋根を一体とした箱を作ります。
     柱がない構造なのです。
     柱がない為 スッキリした室内になります。
     鉄筋コンクリートでの家創りには、適した構造だと思います。
     当アトリエでは、得意としている工法です。
     もちろん、断熱材をよく検討し、結露防止対策が必須です。

 ■混構造
     上記(上記以外もあります)の工法を、組み合わる工法です。
     住宅でよく行われる工法は、1階が鉄筋コンクリート構造で、2階が木造在来工法。
     あるいは、1階が重量鉄骨構造で、2階が木造在来工法とかです。
     敷地の関係で、1階に車庫をとる場合とかが、よく使われます。
     当然ですが、割高になるのはやむをえません。
     しかし、魅力ある工法だと当アトリエでは考えてます。
     当アトリエでは、得意としている工法です。


               その他の工法もあります。
 

 

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